K75thunderbirdのブログ

どちらかというと自分の頭の整理用です。ネタとしてはモバイル、自動車、ロードバイク、電気関係やPC関係の突っ込んだ話題、ややデバイスやコンポーネント寄りの偏った内容になると思われます。

市光とかスタンレーのLEDヘッドライト

KOITOの話は一段落として、他のメーカーの話でも。

まぁ、KOITOの他といえば市光でしょうか。
市光と言えばPIAA。
スタンレーといえばレイブリック。

それはさて置き、市光のLEDヘッドライト参入はKOITOより多少遅れます。
研究開発レベルでは不明ですが。

最初に市光の製品が出てきたのは、恐らくリーフのはず。
調べた限り、スペックはこんな感じです。

 消費電力23W
 明るさ500lm以上(1チップあたり)

随分と大雑把な情報しか出てないんですよね。
2チップらしいので、常識的に考えて1チップあたり500lm以上と言うことだと思いますが、この500という値。
「以上」と言うからには600でも1000でも含まれるわけですが、ここで500lm以上という情報を出した理由が、実際の明るさが600lmなのか580lmなのか、はたまた700lmなのか、いったいどれなんでしょうか。
600だとすれば600lmって言いますよね。
700なら700lmって言いますよね?
だとすると、500台のどこか・・・ということになるのかな? と思うのです。

となるとですよ?
1200lmに満たない明るさを23Wで作っていると。

年式的に見ても、KOITOで言うところの2世代目くらいが相当すると思うのですが、市光としてはハロゲン相当の明るさをターゲットにしつつ、ギリギリまで消費電力を下げた設計思想だったんでしょうね。
実際、そのような内容のことを開発者が語っていますし、あの車のヘッドライトってそんなに明るくないですから・・・。


ちなみにその市光ですが、ざっと確認した範囲だと現行のアルファード・ヴェルファイアとかノア・ヴォクシーとかレヴォーグとかムーヴnotカスタムとか、その辺のLEDヘッドライトも作っています。
お金と消費電力をかけられる車種はそれほど悪い話は聞きませんが、廉価に作らざるを得ない車種は暗い評価が多いように思います。
ちなみにノア・ヴォクシーは暗いと言われますが、これは定格15V18Wとなっています。
KOITOでいうと4世代相当だと思いますが、KOITOが22Wで1400lmなので、これより暗いのかもしれません。
だとすると暗いという評判も納得ですが。


あと、FIT3はスタンレーですが、こちらは17Wの刻印を確認しています。
似たり寄ったりですね。
明るいという評判は聞かないので、これも目指すところはハロゲン相当の光束ということでしょうか。

あと、資料を探し出せないのですが、アコードハイブリッドのMC前のモデル(プロジェクター2つのタイプ)は20Wだったはずです。
刻印を確認すれば確実なのですが、スタンレーの資料が探せないのでうろ覚えということで。
これも、光束としてはKOITO4世代目と同じくらいを狙っていると判断してよさそうですが、FIT3より消費電力が大きいあたり、少し格上を意識した設計かと。
あとは、同じユニットを使っていると思われるオデッセイやヴェゼルがどうなっているか・・・という点も気になります。

ただ、同じスタンレーでもシャトルのヘッドライトはロービーム27W(LED2つ)とハイビーム13Wの組み合わせになっています。
見た感じ、3つとも同じLEDを使用していて、リフレクターの形状でロービームとハイビームに使い分けているようですね。
プロジェクター型ではなくリフレクター型なので、明るさ的には他と同列には比較できませんが、ロービームが狙っているのは消費電力的に2000lmあたりの光束ではないかと思われます。
そのため、シャトルのロービームは比較的明るいのではないかと。
面白いのはハイビームで、ローと同じではなく半分しかLEDを使っていません。

ちなみに現行のレジェンドもロービームがLED4つで、ハイビームがLED1つという極端な設計になっています。
スタンレーの設計思想は「ロービームとハイビームを両方ともLEDで設計するときは、ロービーム重視」みたいな感じですね。
ピンポイントで目的の場所を狙い打てればLEDは1つでも十分、という設計精度の自信の表れなんでしょうか。
ローとハイに同じ光束のユニットを使用していたKOITOとは考え方が違うみたいです。


ということで、KOITO以外で知っている範囲の情報をいろいろ挙げてみました。
自分の備忘録も兼ねているので、見難かったら申し訳ないです。


では皆さん、ごきげんよう。