RX100M5のS-log撮影とグレーディング
初代RX100を手放してM5にしました。
で、動画をS-log撮影できるところに興味を持った結果・・・
動画のビット数どうなってたっけ?
グレーディングってなんぞ?
ルックアップテーブル?
カラコレ?
422とか420って何がどうなってたっけ?
カラーモードって色域?
・・・などと、知りたいことや確認したいことが降って湧いたので、一度整理しておこうかと。
脳内整理用のメモです。
M5はXAVCSで撮影可能。
ところでAVCHDとXAVCとXAVCSって何が違うのか。
AVCHD(拡張規格とかは十把一絡げで含む)
28Mbpsまで
1080 60pまで
H.264
XAVC
2012年、F55と同時に発表
300Mbpsまで(規格上は960Mbps)
4k 60pまで
422対応 8bit、10bit、12bit(規格上は444対応)
IntraとLongGOP対応
ラッパーはMXF
H.264
XAVCS
2013年発表
100Mbpsまで
4k 60pまで
420まで 8bit
ラッパーはMP4
H.264
ちなみに、MPEG4 AVC / H.264 って書かれているのを見て、今までずっとAVCと264は選択制の別々のコーデックなのかと思いましたが、同義ってことで良いみたいです。
表記が紛らわしいと思うのは自分だけでしょうかね。
チャンネル4Kの納品フォーマットは、XAVC 3840x2160 59.94p 600Mbps らしい。
動画編集、安かったのでVegas持ってるんですが、どうも「VisionColor」の「LUT Plugin for Sony Vegas」っていうプラグインを入れればグレーディング用のLUT読めるらしいです。
カラーグレーディング、昔はカラーコレクションと呼ばれていたものですが、一応意味的には同義らしい。
厳密には多少違うような話もありますが、気にするほどではないかも。
ちなみに、DaVinici Resolveは無償ダウンロード可能らしい。4K編集、カラーグレーディングにまで対応しているので、とりあえず入手しておいて損はなさそうです。
あと、LUT(ルックアップテーブル)は、Log記録された動画を正常に見えるように補正するためのカーブ(ガンマ)、という認識でよさそう。
444はYとCbとCrが同じ解像度
422はCbとCrの水平方向解像度が半分
420はCbとCrの水平解像度が半分になった上に、YとCb、YとCr、という組み合わせにして垂直方向の解像度も落としている
411はCbとCrの水平解像度が1/4
ということは、4kで420撮影したものを2kに縮小したら、2kの444相当になる・・・のか?
民生用では記録できるフォーマットがなさそうですが。
ちなみにXAVCのカラーモード(色域)は選択した設定がファイルに情報として残るみたいですね。
基本はBT.709のようですが、SONYのS-Gamutとか広色域のカラーモードも選べるとか。
ディスプレイがついてこないし、撮影時にそれだけの色域の情報を拾い切れているのか判断できないけど、今後のために広色域で撮影しておいて損はないのかも。
もっとも、Log記録については、現状のような8bit記録のフォーマットが主流だと、ちょっと調整するとすぐにバンディングノイズが出てしまうので、まだ実用的とは言い難いです。
プロの真似事ができる程度。
せめて10bit記録が搭載されないと、厳しいのではないかな。
そういう意味では、GH5って頑張ってますね。
Intraで422で10bitで4k30pいけますからね。
4k60pにすると8bitになって420のLongになってしまうので、フレームレートは犠牲にしないといけませんが。
60pで8bitになってしまうのは、撮像素子のCMOSの動作速度の制限かな・・・と思ったら、外部出力は60pでも422の10bitが可能みたいなので、LSIの処理能力不足ですね。
ちょっと勿体ないけど、時間が解決してくれるはず。
それでは皆さん、ごきげんよう。