K75thunderbirdのブログ

どちらかというと自分の頭の整理用です。ネタとしてはモバイル、自動車、ロードバイク、電気関係やPC関係の突っ込んだ話題、ややデバイスやコンポーネント寄りの偏った内容になると思われます。

コロナウイルスの感染拡大に影響を与える要素

唐突だが、連日の報道を見ていて、自分なりに説明がつけられる範囲で、思ったことを書いて整理してみようと思う。

 

何を思ったかというと、この状況下でまだ感染者が発生していない県があるということ。
これに関係する要素は何なのか。

もちろん、保菌者が持ち込んでしまえば感染は広がる。
それは広大な北海道が例証している。

ただ、一定の閾値以上の感染者の流入がなかった場合、県や地域によっては感染が広がらずに持ちこたえる。
ゆえに、今でも感染者が発生していない県がある。

最初、それらの県は日本海側に多かったことから、偏西風などの風が影響しているのかと考えた。
ただ、風通しを良くすることが予防策として挙げられているものの、偏西風は上空なので地上にはあまり影響しない。
地表面の風を見てみると、低気圧の移動などに伴って風向きが刻々と変化するので、必ずしも日本海からの空気が吹き付けるとも限らない。
ただ、内陸の地域に比べれば風速は強い。これは換気のしやすさにつながるので、ポジティブな要素だ。

 

色々考えた結果、シンプルに、人口密度が支配的要因なのだという結論に至った。
少なくとも、日本という文化圏においては。

北海道は絶対的な面積こそあるが、人口もそれなりに多い。
その人口がまんべんなく拡散しているわけではなく、一定の範囲に集中しているのであれば、北海道での感染拡大は説明がつく。
東京や大阪については言わずもがな。

では地方での感染拡大は何故?という話になるが、どんな田舎であってもある程度人口が集中している場所は存在する。
「感染者が出ていないから」などの様々な理由で油断した人々が、そういった場所で運悪く感染してしまった。
ただし、感染者が保菌中に接触する人の数は、首都圏に比べると圧倒的に低い。
よって、感染者は急増せずにじわじわと増加する。
これが現状ではなかろうか。

ただ、ゆっくりとした変化であるがゆえに、急激な意識の向上が難しいのも事実だろう。
そのため、終息に至るとしても、かなりの長期間を要するはずだ。
もっとも、絶対数の多い首都圏とて要する時間が長期化するのは同じなので、田舎であっても首都圏と同様に意識する必要がある、というだけなのだが。

 

終息といえば、ニュースで「8割の活動を制限した場合」のような前提での専門家の推定が話されることがあったが、これが興味深い。
ここでも8割2割の法則が出てくるのだ。
法則名は適宜調べて欲しい。
また、多少解釈が間違っているかもしれないがご容赦いただきたい。

この法則、重症患者の比率でもほぼ当てはまっており、感染者の2割が重症化し、全体の5%が非常に深刻化する・・・というのは、この法則を2回適用した状態に等しい。

感染拡大に関して言えば、8割の活動を抑え込んでしまえば、恐らく終息に向かうのだろう。
0.2を乗じていけば、限りなく0に向けて収束するのだから。
ただ、保菌中に接触する人の数を考えると、これが0.3や0.4だったりすると収束の速度は落ちる。
よって、現実的な解として8割という数値を示しているのだろう。

 

本件に関して推測は控えめにしておくが、現状で世の中に出ている情報は矛盾なく理解できるので、恐らく現状では正しい理解だと信じている。
個人的には、これを期に咳エチケットを習得した人が世の中に増えてくれると、今後少しは快適な生活ができるのではないかと期待しているのだが。
人に向けて咳き込む人、生理的に受け付けないので。

 

 

とまあ、今日はこの辺で。
それでは皆さん、ごきげんよう