K75thunderbirdのブログ

どちらかというと自分の頭の整理用です。ネタとしてはモバイル、自動車、ロードバイク、電気関係やPC関係の突っ込んだ話題、ややデバイスやコンポーネント寄りの偏った内容になると思われます。

茶軸 青軸 メカニカル

仕事が少し手薄になったときに、ふと思うことがある。(決して暇ではない。)


「お手頃なメカニカルキーボード探そうかな」


これを読んでいる方の何割かは、キーボードなど付いていないタブレットスマホの類だろう。そして、PCを使っている方でも、大多数はメンブレンパンタグラフのキーボードだと思う。

キーボードはキーボードでしょ?という反応があるだろう。
もっともだ。キーボードであることに変わりはない。

ただ、PCとのインターフェースの使い心地は能率に影響する。
メンタル的なやる気にも影響する。
そして、PC本体よりは長持ちする(本来であれば)
だから、インターフェースには少しだけこだわっている。

 

カニカルキーボードとは何か。

ひとことで言ってしまえば、「打つたびにカチャカチャいうやつ」である。細かいことはWikiにでも聞いてほしい。

うるさい。
そして(値段が)高い。
たかがキーボードに数万円とか、一般人からすれば狂気の沙汰だ。個人的にも数万は高いと思うが、でも1万円程度なら別に構わないと思う。

そんなわけで、1万円程度で買えるメカニカルキーボードが欲しくなるタイミングが時々ある。今使っているものが壊れたので、というわけではない。似たような使用感の物を予備として欲しくなるパターンである。

 

個人的に、メカニカルキーボードに求める要素は幾つかある。

・上述のとおり、1万円程度と安価であること。
・また、自分の打ち方でも打ち漏らしがないこと。
・キーが重すぎないこと。
・キーの感触が気持ち悪くないこと。

 

以前、秋葉原にキーボード専門店があった時は、店頭で何種類か試すことができたので非常に助かった。どこの系列だったっけ?と思って調べてみたら、クレバリーだった。
今はキーボード専門店どころかクレバリーそのものがなくなってしまったが、存命中は何かとお世話になりました。たしか、G400の白箱バルクを買ったのもクレバリーだったような気が。

 

話を戻そう。

値段に関しては、昨今のゲーミングデバイスブームで全体的に値上がりしてきている感はある。しかし、暗所作業でバックライトは実用的だが、必要以上にライトアップしてもらう必要は無い。そんなわけで、意外と1万円程度の選択肢というのは少ない。

 

値段を無視すれば、メカニカルキーボードとしては東プレの静電容量式の「RealForce」が有名だ。
たしかに反応は良いので打ち漏らしは発生しない。しかし、キーの重さや感触が個人的には合わなかった。やや、ストロークが長すぎるし、クリック感がないし、少し重たい感じがした。長時間使っていると妙な疲労感を感じる。
どれも、東プレが作りこんだ結果や原理的な問題なので、これは「not for me」なのだと思うことにした。

 

数少ない他の選択肢は、CHERRY社の茶軸や青軸といったスイッチを使ったキーボードだ。
黒とか白とか銀とか赤は試していない。しかし、一般的な茶軸は使っていて心地よい。打ち漏らしはほぼ発生しない。クリック感があるので、指がストロークに関係なく下まで押し込もうとすることがない。少し初動が重たい感じはするが、疲れた時でも許容できる程度なので問題ない。

 

では、茶軸ならどれでもいいのか?
これは当初考えてもいなかったが、メーカーによって出来不出来は異なる。同じ軸を使っていても、だ。

何年か使って摩耗が進むと、ものによってはキートップ押下時に擦れが発生してしまい、その摩擦感が指先に不快な刺激を与えるようになる。キートップとフレームのクリアランスが狭すぎるのか、軸の固定強度が不足しているのか、それは定かではない。ただ、数年でそうなるメーカーとならないメーカーがあるのは事実だ。

現在も同じかどうかは不明だが、最初に使っていたFILCOのマジェスタッチでは現象が発生した。使用頻度の高いキーで複数発生するようになったので、我慢できず買い換えた。

その後使っているDuckyChannel製のSHINEシリーズは、問題なく使い続けている。こちらは逆に、使用初期に僅かな擦れ感があるものの、使用と共に解消した。

残念なことに、最近の同製品レビューを見ていると、あまり評価はよろしくない。
しかし前世代はとうに終売しており、市場在庫も無い。
一応前世代を2台使っており、在庫も2台持っている。当分問題はないだろうが、これを使い終わったらまたキーボード探しの旅をしないといけないのかもしれない。全てがタッチパネル化することはないので、まぁ探すことになるのだろう。

 

ちなみに、実用性優先で買い物をしたので、まだ青軸のキーボードは所有していない。
しかし、あれは良い。絶対に良い。打鍵時の満足感が違う。だから、機会があれば趣味のキーボードとして青軸のキーボードは確保しておきたい。家族に怒られたら茶軸に戻せばよい。

 

なお、リモートワークが増えてきて感じたのは、「良くできたノートPCのキーボードは、下手なメンブレンより使いやすい。ただし10キーが無いことを除けば」だ。当初、余らせていたメンブレンキーボードを外付けして使っていたが、キートップの緩々な感触が嫌になり、結局使わなくなってしまった。あのキーボードはPC作るときの非常用扱いにしようと思う。

15インチクラスのノートなら10キーあるよ、という指摘にはこう答えたい。
「Enterの右隣にキーがあるのは論外」
だから、Enterキーの右側には何も置かれていないタイプのノートPCを選ぶ。

 

余談だが、マウスはボールマウスの頃から基本的にLogicoolだ。数年でスイッチがチャタリングを起こすのを覚悟して使っている。値段とバランスを考えたら、他に浮気する気が起きないのだ。PCによってワイヤレスだったり有線だったりするが、そのPCの用途で遅延が気にならなければワイヤレスでも良い(その方が便利)と思って選んでいる。普段使いのデスクトップは、レスポンス重視で有線だ。しかし線が邪魔だ。どうにかしてほしい。

無線でもレスポンスの良いマウスあるよ、という指摘にはこう答えたい。
「それ、右手用だろ」
悲しいかな、かなりの確率でマウスは左手で使っているのである。
昔は左手専用形状のマウスも出ていたが、今は終売。仕方なく左右対称のものを使っている。

 

長くなってしまったが、今日はこのへんで。

それでは皆さん、ごきげんよう