K75thunderbirdのブログ

どちらかというと自分の頭の整理用です。ネタとしてはモバイル、自動車、ロードバイク、電気関係やPC関係の突っ込んだ話題、ややデバイスやコンポーネント寄りの偏った内容になると思われます。

昨日の補足的な何か(KOITOのLEDヘッドライト

昨日世代別に挙げたKOITOのLEDヘッドライトですが、4世代と5世代の効率がそれほどでもないので、データのまとめ間違えかと思ったんですが、複数のソースを比較して問題なし・・・。

ということで、発光効率の観点で書いてみます。

1世代:40lm/W
2世代:44lm/W
3世代:77lm/W
4世代:64lm/W
5世代:66lm/W

矛盾しまくりですねw
第3世代おかしい。これもっとlm少ない(50lm/Wくらい?)んじゃないかと思うけど、評判を見る限り2世代より確実に明るいみたいだし、そういう意味では間違いはなさそう。

ただ、全体的に言えるのは、総じて効率が低いということ。
きょうび、効率だけで言えば100lm/Wを超えるチップがガンガン出ているわけです。
そんな中、いまだに70lm/Wを割るようなチップを使ってるとは考えにくいんですよ。
もし本当だとすれば、何か理由があるのかな。
演色性とか。
それとも、定電流回路に食われている分を除いて考えれば少しはマシな効率になるのかな?
よく分かりませんね・・・。

とりあえず、この効率とかlmの値を見ていて思ったのは、
・第2世代は第1世代の個数削減版?
・第5世代は第4世代の1チップ集積率アップ版?

それぞれ多少の効率アップはしていますが、設計値に対する電流量で効率はいくらでも変わってくるので、誤差レベルなのかもしれません。
チップの型番とか分かれば正解に近づけるのですが、どこにもそのような情報はないですしね・・・。


そんなわけで、ちょっとデータの正確性については念のための調査は必要かもしれませんが、「KOITOのLEDヘッドライトも、効率の面ではたいしたことないぞ?」っていうのは何となく分かっていただけたかと。
でも、他のメーカーのLEDヘッドライトよりははるかにマシだったりするんですけどね。
それはまた別の話で。


それでは皆さん、ごきげんよう。

純正採用のLEDヘッドライト

誰得なネタですが、頭の中の整理と記録を兼ねて、まずはこのネタから。
量が多いので何回かに分けるかも。

とりあえずメーカーはKOITOから。


LEDヘッドライトを国産車で最初に採用したのはご存知のとおりレクサスのLS。
 世代:第1世代(2007年)
 消費電力:1チップ10W x5個 =50W
 光束:1チップ400lm x5個 =2000lm

1チップは内部的に4素子をまとめて使っていたそうな。
ちなみに蛍光体は湿式。
レンズ3つでどうやって5チップを使ってたんでしょうね。
ま、それはさておき・・・


その後、プリウスなどに採用されるようになったのが2世代目。
レンズ3つのやつ・・・で判断できるはずが、上手いことレンズ2つにパッケージしてあるものもあるみたいなので、見た目では判断しづらいです。
 世代:第2世代(2009年)
 消費電力:1チップ11W(?) x3個 =33W
 光束:1チップ480lm x3個 =1440lm

こちらも蛍光体は湿式。
思ったほど明るくないとか、ぶっちゃけ暗いとか、そういう声が多い気がします。
光束を見れば納得。


その後、同じくプリウスなどに採用されるようになった3世代目。
レンズが2つに減ったやつ・・・で判断できるはずが、何故か見た目のレンズが3つになっているものもあるので、見た目では判断しづらいです。
ちなみにこの世代のものはムーヴカスタムにも採用されて軽自動車初採用となりました。
 世代:第3世代(2011年)
 消費電力:1チップ13W(?) x2個 =26W
  (ヘッドライトユニットに29V25Wという刻印を確認した車種アリ)
 光束:1チップ1000lm x2個 =2000lm

この世代から、蛍光体が乾式になります。
この世代のものは、そこそこ使えるとか、思ったより明るいとか、わりと好反応が多い印象ですね。


次いで、個人的にはちょっと影が薄いけど、1チップにまとまったのが4世代目。
 世代:第4世代(2013年)
 消費電力:1チップ22W x1個 =22W
 光束:1チップ1400lm x1個 =1400lm
 光束利用率:50%

なお、レクサスISのように2個搭載してプロジェクター2つ使っている場合もあるので、その場合の消費電力は倍になるっぽいです。
でも、そうなると見た目で判断しづらいな・・・。
光束の絶対値が少ないので、設計時のオプションで2つ搭載したのかな?


そして、Hi/Lo切り替え式(バイキセノンならぬバイLED?)が5世代目。
最初に採用したのはプリウスαだったはず。
 世代:第5世代(2015年)
 消費電力:1チップ34W x1個 =34W
  (定電流回路込みと思われるので実消費電力はもう少し小さいか?)
 光束:1チップ2250lm x1個 =2250lm
 光束利用率:60%

ハイビームとロービームで内部のリフレクターを使い分けているらしいので、どんなものか見てみたいですね。
というか1チップ30WクラスのパワーLEDですから、冷却にファンを使用しているのも納得といえば納得です。さすがに頑張りすぎな感じはしますね。


採用車種については、このページを見るのが早いかも。
第4世代までだけど。

人とくるまのテクノロジー展2013:新型「レクサスIS」のLEDヘッドランプは第4世代、消費電力は第1世代の半分以下 - MONOist(モノイスト)


過去において「LEDヘッドライトなんてまだ使えないだろう」と侮っていた私ですが、第3世代のLEDヘッドライト採用車を買って見方が変わりました。
これは十分使える代物だと。
それもそのはず。スペック上2000lm確保されているので、下手なHIDと同等の明るさがあると考えれば納得の結果です。

ちなみに、LEDヘッドライトに使用されるプロジェクターのレンズですが、HIDのそれよりも透過率の高い素材を使っているという話を知人の車屋から聞きました。
開発現場レベルの繋がりとか馬鹿にできないくらい持っていて凄い方なので、恐らく信憑性はそこそこあると思っています。

とりあえずKOITOについてはこんなところで。

ヘッドライトを作っているメーカー、他にも市光やスタンレーもありますが、それらについてはまた別のエントリーで書くことにします。
あと、HIDとの比較についても別途書きたいと思います。
絶対的な光束では圧倒的に上回るHIDが、実使用においてはLEDとそれほど大きな差があるように感じない理由とか。
あと、素材以外でもプロジェクターレンズの性能差ってあると思うのですが、その辺の話とか。
そうそう。メーカー純正だけじゃなくて社外品サードパーティー的なアフターパーツのLEDバルブについても書きたいですね。使っても問題ないバルブとか、判断材料とか。


それでは皆さん、ごきげんよう。

今後書く予定のネタとか、挨拶的な何か。

さて、登録も終わったところで記念カキコ。

パピコって書こうと思って耐えたぞ、自分。

不特定多数公開型のページを作るのは学生の時以来なので、むしろ新鮮な感じ。

 

Blog冒頭にもサラっと書いてありますが、内容としては自分の興味のあることや調べたことを忘れないように書き留めておく感じになります。

その調べたことが誰かの役に立てばいいかな、と思ったので、こういった形で残しておくことにしました。

あとはDIY的なこととか。

車関連はみんカラに書けよという意見もあるかもしれませんが、UIがイマイチなのと、ユーザ層が微妙なので、アカウントは作ったけど放置気味ですね。

 

パッと思いつく範囲で、書きたいネタを挙げていくと、

・LEDヘッドライトとHIDヘッドライト、実際のところどうよ?

・LEDって明るいの?暗いの?

太陽光発電の話題って随分萎んじゃったよね?

・バッテリーって設計どおりの年数(回数)使うためにどう使えばいいの?

ロードバイクのホイールにカーボンって技術的にどうなの?

・9000デュラが11万とか即ポチだよね。

SIMフリースマホって便利だよね。

・最近のカメラの撮像素子の性能って結構上がってるよね。スペック気になる。

・最近HDDの容量って根本的なところでは増えてないけど、技術的にどうなの?

・旨いビール呑みたいよね

・レーザー光源って何がいいんだ、LEDとは違うのか?

 

・・・こんな感じでしょうか。

わりと節操無くバラバラのネタだと思うのですが、どうでしょうか。

現時点のマイブームとしては、車のヘッドライトネタが多いかな。

 

いろんなところから情報を拾ってきて、でもそれだけじゃ足りないから自分の経験と重ねてみて、全部合わせて論理的に考えてこういうのが正しいのではないか?みたいな検証もやっていきたいと思います。

意外とネット上に正しい情報とか欲しい情報がピンポイントで出てなかったりするのでね。

発信の閾値が下がったおかげで情報は増えたけど確度は下がった感じがあるので。

 

ダラダラと長くなってしまいましたが、こんな感じで書いていくつもりですので、時々覗きにきていただければ何か面白い情報があるかもしれないよ、ということで。