錆びたアルミホイールを簡単に綺麗にする方法!!
そんなものあったら教えて欲しいです。
ではなくて。
ワケあって、わりと錆びついたアルミホイールが手元に転がり込んできました。
俗に言う「ついうっかり落札しちゃった」パターンです。
カー用品店で売っているような、ボッテボテの鋳造シルバーカラー電車オフセットなホイールであれば、ぶち切れてキロ幾らで金属素材として破棄することろですが、一応日本製のそれなりにちゃんとしたホイールなので、何とかしたいと思いまして。
普通、ホイールは塗装されているものですが、このホイールはリム部分だけ切削加工されています。
もちろん切削後にクリア塗装はされているのですが、「切削⇒クリア塗装⇒隙間に水が入って錆びる」というパターンは避けられないようです。
そもそもアルミって錆びるの?とお思いのあなた!
残念ながら錆びるんです。
白くてザラザラになったようなアルミ表面を見たことありませんか?
白い斑点みたいなのがついたアルミ表面を見たことありませんか?
蛇がのた打ち回ったようなグネグネっとしたアルミ表面を見たことありませんか?
全部錆びです。
白錆びとか言われることもあるようですが、見た目が白いのでそう呼ばれているだけのような。
そして、全部を凝縮したような錆びの写真がこちら。
何気に、このBlog開設してから初の写真。
そんなわけで、これを綺麗にしてやろうと思うわけです。
4本。
とりあえず簡単にケミカルで処理できないか調べました。
一応、白錆びの落ちるケミカルはあるらしいのですが、そもそも値段が高い。
あと、これはクリア塗装された状態なので、効きが弱いことが予想されます。
完全にアルミ地剥き出しなら効果あるんでしょうけど。
ということで、ケミカルの線はあきらめました。
ふと、酸とかアルカリの処理でどうにかならないかと思いましたが、空気中の酸素と強力に結合した酸化物をその程度のものでどうにかできるとも思えないので、あきらめます。
あとは・・・削るしかないですね。
思いついたものを片っ端から試してみます。
とりあえず、研磨力が弱いと思われる順に。
・メラミンスポンジ
何の役にも立ちませんでした
そういえばアルミの酸化物って研磨剤に使われていませんでしたっけ?
ということは、研磨剤を削るパワーのある研磨剤が必要になるってことですよね?
・ジフ
表面のクリア層が多少綺麗になったように見えなくもないですが、あまり変わりません。
というか、泡で作業状況が確認しづらい!!
・スポンジやすり(600番くらい)
ホームセンターとかにあるスポンジ状のやすりです。
綺麗になります!
ただし、綺麗になるのは擦れやすい角の部分メインで、平面を削るほどのパワーはありません。
・回転やすり(電気ドリル用のアタッチメント、320番くらい)
やけくそです。
小さいくせに500円もするし、番手もわりと荒くなってきました。
戦闘力が期待されましたが、期待通り確かに綺麗になります!
その代わり、凄いスピードで磨耗していきます!!
あと、形状的に磨けない場所が結構多いです。
お財布との相談の結果、これは戦力外ということになりました。
・スポンジやすり(180番くらい)
やっぱり手作業でやるしかないと腹を括り、スポンジのなかでも一番荒いやつを買ってきました。
これはイケます。
回転やすりよりは遅いですが、そこそこいいペースで削れます。
・・・というわけで、結局手作業でせっせと削った結果がこちら。
境目の部分に少し磨き残しがあるけど、パッと見た感じでここまで綺麗になっていれば、とりあえず満足です。
あとは、これを磨いて鏡面みたいにするだけですね。
アルミの手入れというとブルーマジックが思いつきますが、これは研磨剤を含まないらしいので最後の最後です。
とりあえず、メタルコンパウンドとかマグ&アルミポリッシュみたいなコンパウンドで磨いてみましょうか。
ということで、まとめ。
・アルミの錆び取りに楽な方法はない。
・思い切って荒いやすりを使うと作業が早い
・腰が痛い
それでは皆さん、ごきげんよう。